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Updated 2024年5月17日

小さな子供と大冒険:家族旅行でまず押さえたいヒント

Little kids, big adventures: top tips for family travel

小さな子供がいると予想もつかないことが起こるので、子供を連れて夢のような休暇を計画するのはなかなか大変。でも、一生の思い出になるなら、苦労するかいもあるというものです。

ベビーカーを預けたり、マッシュポテトの下に見慣れない野菜を隠したり、傾くフェリーでおむつを替えたりすることを考えると冷や汗が出てしまうという人も安心してください。子連れ旅行のベテラン3人が、事前に少し計画して従来のルールをちょっと無視するだけで素敵な冒険ができることをお教えします。少なくとも、素晴らしい物語が生まれるはずです。

Booking.comの従業員で、オランダのアムステルダム在住のローラ・グレゴリーとマフムード・ヤシン、そして米国フロリダ州オーランド在住のブルーナ・バストス・キルストが、配偶者や幼い子供たちとの海外旅行を無事に終えたところで、押さえておきたい旅行のヒントを教えてくれました。

子供たちを巻き込む

ローラと同じくBooking.comで働く夫のディーンに、またとないチャンスが昨年の春に巡ってきました。3歳の娘の入学を目前に控える中、育児休暇の残りがあと1ヶ月になったのです。この機会を最大限活用するため、東南アジアを1ヶ月かけて巡る大旅行を計画し、大好きなタイの都市を何ヶ所か訪れ、さらにベトナムのホイアンに1週間滞在することにしました。

ママやパパと同じくらい娘のアイビーが楽しめるようにすることが最優先です。アイビーはまだ小さいので一緒に計画を立てることはできませんが、2人はアイビーが楽しめるようなアクティビティを選び、前もってアイデアを伝えたり簡単な質問をしてアイビーが興味を示すかどうかを見極めたりしました。みんな動物好きなので、動物が倫理的な扱いを受けているかどうかもポイントです。象の保護区に行ったことはいい思い出になり、アイビーは優しい象たちにホースで水をかけたり、フルーツのおやつを準備したりするのを手伝いました。

Get the kids involved Mahmoud

マフムードと妻のヘバは、9歳の息子マリクと6歳の息子ハレドを連れて、別の家族と一緒に12月の休暇中に旅行しました。一行が選んだのは車でドイツを巡る旅。ベルリンへ向かう途中でハノーファーに立ち寄り、その後ドイツのトロピカルアイランド・リゾートへ向かいます。このリゾートは広大なウォーターパークや宿泊施設を備えており、さまざまなアクティビティを楽しめる複合施設で、気温などがコントロールされたドームの中に施設があります。

子供たちは特にウォーターパークに大はしゃぎで、大人にとっても真冬のヨーロッパで人工的に作った夏を味わえるのは魅力的でした。子供たちの意見を聞くためにやりたいアクティビティの候補をオンラインで見せ、2人の息子にやりたいことを5つずつ書いてもらいました。家族で投票して、リストの上位5つを旅先で行うこととして採用しました。

臨機応変に対応する

ブルーナと夫は生後10ヶ月の娘マリア・アントニアを家族や友人に紹介するために、オーランドから飛行機で母国ブラジルへ行きました。この旅を通して、何事も計画どおりに行くとは限らないし、流れに身を任せるにあたり、時に想定外の事態を受け入れる必要があるということを学びました。米国で最も暑い州から同じように暑くて湿気の多い夏のサンパウロにやって来た3人は、米国ほどエアコンが普及していない環境に適応しなければなりませんでした。

Embrace flexibility Bruna

「次の旅行のときは事前に計画を立てて、汗をかかないように携帯扇風機を持っていこうと思う」とブルーナは言います。本人たちはクリスマスプレゼントとしてフライトはファーストクラスにしたのでスペースに余裕があり、足を伸ばしたり席から簡単に出入りしたりすることもできました。それでも機内のトイレは狭い上におむつ交換台もなく、赤ちゃんのお腹の調子が悪いと大変でした。

親切な客室乗務員の助けや十分な量の手指消毒剤、そしてちょっとした創意工夫のおかげで、帰りの8時間のフライトの間におむつ交換を25回して乗り切ることができました。もっとも、エコノミークラスでは隣にいる乗客の前を出入りしたりすることもあるので、これからはもっと臨機応変に対応する必要があると2人は考えているそうです。

皆が力説していたのは、旅行中は就寝時間や食習慣などを柔軟に変えていかないと、せっかくの休暇気分を楽しんだり地元の文化になじんだりできないということです。

友達作りを後押しする

1ヶ月に及ぶアジア旅行の間、ローラとディーンはアイビーが他の子供たちと交流する機会を逃すまいと考えていました。積極的に人と関わるために最高の公園や子供に優しいカフェ、遊び場などを探し回り、地元の人々と絆を深めました。ベトナム人の小さな女の子とその家族にも会いました。

Encourage them to make friends Laura

ローラのおすすめは、出会った人にとにかく話しかけること。たとえばカフェのオーナーにはアイビーと同じ年頃の娘がいたので、何度か遊びに行く約束をしました。さらに現地の言葉の単語やフレーズをいくつか覚えておくと、相手と仲良くなる際に役に立つとのこと。タイやベトナムの文化を受け入れることは大人にとって不可欠であり、観光客という殻を破って地元の人々と頻繁にビールを飲んでいたといいます。早起きして食品市場も見て回りました。食品市場は9時ごろには土産物屋に変わってしまうからです。

マフムードの息子の場合、他の家族と旅行しているので遊び友達はすでにいましたが、両親は息子たちができる限り他の旅行者や地元の人と交流できるようにしたいと考えていました。翻訳することで伝わらないことがあると思って大人はコミュニケーションをためらうことがありますが、幼い子供たちは遊びという世界共通の言語で話すので、まったく新しい方法で交流します。身ぶり手ぶりだけでも構わないのです。

大人だけの時間を設ける

ブルーナの家族は旅行中、イポジュカにあるバケーションレンタルでほとんどの時間を親戚と過ごしました。マリア・アントニアは未熟児として生まれて長期間の入院を強いられたため、ブルーナと夫、そして親戚一同も情緒不安定になったそうです。今こうして健康で幸せそうなマリア・アントニアに初めて会い、ブラジルの家族は感動的な喜ばしい瞬間を味わうことができました。マリア・アントニアとできるだけ多くの時間を過ごしたいと皆が思っていました。熱心なベビーシッターのおかげでブルーナにはリラックスする時間が十分にあり、夫と一緒に朝のスパセッションに行ったり、近くのホテルで一緒に朝食をとったりすることができました。

マフムードも信頼できる人たちの助けを借りて、ヘバと充実した時間を過ごしました。大人が1人でアクティビティをすることがないように、2人は他の親たちと交代で子供たちの面倒を見ました。マフムードは、トロピカルアイランドにある18歳以上限定のスリル満点のスライダーにどうしても挑戦してみたいと思っていました。他の人が子供たちを見ていてくれたおかげで、アドレナリンが一気に出るようなスライダーをヘバと一緒に楽しむことができました。騒がしい子供たちから離れて一晩ゆっくり休めるように、お互いの子供を預け合ったりもしたそうです。

滞在先を探す際の注目ポイント

別荘やアパートメントにはより広々とした空間が提供されているものもあり、普段はなかなか休めない家族が快適に過ごして思い出に残る休暇を過ごすことができます。ドイツのトロピカルアイランド・リゾートではドーム内にホテルの部屋とテントがありますが、マフムードのグループうち2家族は、メインドームのすぐ外にある、リゾートと提携している近隣の別荘を予約しました。こうした位置関係だったので、お互いに距離を保ってプライバシーを守ることができました。キッチン完備で毎回外食する必要もなく、朝食には簡単な卵料理を作り、1回は宿に他の家族を招いて夕食を楽しみました。

ブルーナは今回の旅でまず友達と泊まりました。以前は友達とグループで週末に家を借り、リラックスしたりバーベキューをしたりしていました。赤ちゃん連れだと少し事情が違っていたものの、この伝統を守りたいと思いグランジャ ビアナ カサ カンポ(Granja Viana Casa Campo)を予約しました。自然光がたっぷり入る美しい森のヴィラで、プール、ファイヤーピット、エクササイズルーム、ホームシネマなどの設備が備わっています。

家族旅行の最後には、ブルーナの親戚が宿泊施設を用意してくれました。選んだのはラ フルール ポリネシア レジデンス&リゾート(La Fleur Polinesia Residence & Resort)の大きなアパートメント。この家はサモア ビーチ リゾート(Samoa Beach Resort)と同じ敷地にあり、広々とした自炊スペースに加えてホテルの設備も利用できます。皆はのどかな海辺の楽園を満喫し、マリア・アントニアと再会して一緒に遊び、マリア・アントニアをいとこである他の赤ちゃんに紹介することもできました。

バケーションレンタルが旅の目的に合わないと感じたときは、ホテルのほうが良いこともあります。ローラとディーンは、バケーションレンタルの代わりのホテルを選ぶことにしました。ローラはこのときの判断についてこう説明します。「ホテルだといろいろ考えなくて済むんです。全部やってもらえますから」2人は子供に優しいホテルを選びましたが、その中でもとりわけ良かったのがメリア コ サムイ(Melia Koh Samui)です。キッズクラブをはじめ、プールをうねるような形で囲う流れるプールや、大きな滑り台があり、大人たちは子供を見守りながらプールサイドのバーでくつろぐことができます。